Big4（4大税理士法人）って、どんなかんじ？

監査法人系列の税理士法人で、知名度・売上ともに業界トップクラスの税理士法人です。

• デロイト・トーマツ税理士法人
• EY税理士法人
• KPMG税理士法人
• PwC税理士法人

年収

税理士業界ではダントツに給与水準が高いです。
独立するつもりがない人で勤務税理士を続けるなら、Big4一択だと思います。
他の税理士事務所だと初任給を300万円くらいに買い叩かれてしまいますが、Big4であれば、同年代よりも高い給料がもらえるので、一番最初の就職先としてもオススメです。

知識・経験

専門的かつ高度な業務が多く、周りも優秀な人ばかりなので、Big4での経験は大きなあなたの財産になるでしょう。
ただし、業務内容の汎用性が低いというのが難点でもあります。
このような業務の需要があるのは大企業であり、大企業はBig4か大手の税理士法人に依頼するので、個人で独立した際にBig4での知識・経験がそのまま活かせない可能性があります。

忙しさ・働きやすさ

1〜6月は繁忙期なので、この時期は残業も多いと思います。
特殊業務に特化している事務所以外は、どこの事務所でも一緒なので、これは税理士業界にいる以上、ある程度は仕方ないですね。　
環境は、自由な社風かつ穏やかな人が多いので、働きやすいです。
上下関係や勤怠も緩いため、就業中ガチガチに管理される一般的な会社の雰囲気になじめない人でも、割と大丈夫なかんじです。
組織体制も整っていて、教育にも力を入れており、満足度は高いと思います。

採用条件

年齢で求人を絞っているケースはなく、3科目合格からを対象としているところが多いです。
しかし、地方事務所や部署で条件はだいぶ違うようなので、転職エージェントなどに登録して詳細な募集要項をゲットするか、直接確認した方が早いと思います。

メリット・デメリット

待遇がいいのが最大のメリットです。
また、Big4からだと他の税理士事務所への転職も容易です。

独立開業を目指している人の場合、業務知識と経験が偏りすぎるというのがデメリットです。
ただし、地方事務所を狙えば、少人数で仕事を回しているので、いろいろな業務経験を積める可能性があります。

向いている人

• 独立する気がなく、勤務税理士していきたい人
• 新卒などの若い人
• 地方都市に住んでいて、Big4の事務所がある人

まとめ

条件だけでいえば間違いなくBig4なのですが、独立を考える場合にワンクッション挟まないといけないのが最大のネックですね。
一方、地方在住者やゆっくりキャリアを積める若い方には、とてもおすすめです。
ただ、採用条件のハードルも高くなるため、計画的に試験勉強に取り組む必要があります。
学生で税理士試験を始めているいる人は、卒業までにぜひ3科目合格したいところですね。
でも、新卒であれば2科目とかでもポテンシャル採用される可能性はあるので、チャレンジしてみてもいいかもしれません。

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