税理士の国際税務への転職に必要な英語力は?

国際税務が経験できるところに転職したい人は、「どれくらいの英語力が必要なんだろう?」と心配になりますよね。なのに、募集要項に明記がなかったりビジネスレベル英語みたいな曖昧な表現だったりして、具体的にどう準備すればいいのか悩んでしまうかもしれません。

結論からいうと、国際税務の転職に必要な英語力、具体的にはTOEICのスコアは730点です。もちろん高ければ高い方がいいですが、730点を取るのもけっこう大変なので、まずは730点を目指しましょう

Big4に所属していた時の体験や、私がTOEIC受験で参考にしているサイトの紹介も含め、以下でくわしく説明していきますね。

国際税務の転職には最低TOEIC730点を目指そう

Big4など国際税務の仕事に転職したければ、TOEICのスコアで730点は欲しいところです。

なぜなら、このくらいがビジネス上でコミュニケーションを取れる最低レベルだからです。

実際に、TOIECの公式アナウンスでも、ビジネス英語レベルは730点以上とされていますし、国際税務業務の募集要項でも、明示があるものは概ね730点以上が条件となっています。

出展:(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会HP

【募集要項TOIECスコアまとめ】
会社名 募集職種 必要TOIECスコア
EY税理士法人 関税コンサルタント 800点以上
移転価格コンサルタント ビジネスレベル
PwC税理士法人 移転価格コンサルタント 750点以上

私がBig4のコンサル会社に所属していた時の話ですが、海外業務に携わらない社員でも一律にTOIEC730点以上の取得が義務付けられました。そんなレベルなので、Big4グループ内で国際税務のような海外案件を扱う場合、730点は最低でも要求されるレベルといえると思います。

確かに、採用時に英語力を重視しない事務所もありますが、入社のあと最速でビジネスレベルまで到達することが求められると覚悟しておいた方がいいです。業務のキャッチアップだけでも大変なのに、さらに英語を仕事で使えるところまで持っていくのはかなり大変です。

また、Big4でも地方事務所だと、募集時に要求されるTOEICスコアが低いことがありますが、地方事務所だと国際税務に携われる機会が少なくなるケースがあるので、注意が必要です。

なので、国際税務へ転職したければ、まずTOEIC730点を目指すべきです!

TOEIC730点のための勉強時間は1,000時間

TOEICスコア730点が必要だと分かったところで次は、どれくらい勉強したら到達できるのかが問題ですね。
これもズバリ結論から言います。1,000時間です(現状350 〜500点くらいの人の場合)。

「そんなに必要なの?」と思うかもしれませんが、使える英語力を身につけようと思ったら、このくらいかかります。テクニック本などで、一時的に点数だけを上げることもできますが、仕事で使える英語を習得したい場合、時間のムダです。
地道に継続して勉強し英語に触れ続けるしか、英語力を伸ばす方法はありません

1日3時間の勉強で1年で達成できる計算になるので、工夫すればなんとか捻出できる時間ではないでしょうか?

  • 1日3時間勉強→1年
  • 1日1.5時間時間→2年

とはいっても、3時間も英語に時間を取れないよーという声が聞こえてきそうですね(笑)。 でも大丈夫です!
英語学習は、スキマ時間と相性バツグンです。通勤中、始業前の時間、待ち合わせの時など、スキマ時間を積み上げると意外と1〜2時間くらいは時間が確保できるものです

税理士試験の勉強との兼ね合いも難しいと思いますが、交互に勉強していくのも手です。
私は同じ内容をずっと勉強してるとすぐシンドくなってしまうので、1つの勉強に飽きたら、他の勉強をするようにしています。気分を変えるのに最適で、どちらの勉強もはかどります

【結論】TOEIC730点を取るためには、1,000hの時間を投資しましょう!
大変ですが、将来への投資と思うとがんばれる気がしませんか?(^^)

ちなみにTOEICの勉強方法はこちらのサイトが参考になります。真剣にTOEICに取り組む人のための情報が全部まとまってますよ。

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